明洞の屋台はどこ?屋台通りの場所と駅の出口
ミョンドン(明洞)の屋台は、市場の建物の中に集まっているわけではないので、目印になる門も、全店がいっせいに開く時刻もありません。地下鉄の2つの駅にはさまれた繁華街の通りに、許可を受けた屋台がずらりと並んでいる、というのが実際の姿です。2つの駅はエリアの両端にあり、片方が4号線の「ミョンドン」駅、もう片方が2号線の「ウルチロイプク」駅(乙支路入口)です。夕方になって屋台が組み上がると、姿が見えるより先に、カリッと揚がったトルネードポテトの香ばしい匂いが漂ってきます。メイン通りの両側は、串焼きやタンフル(フルーツ飴)、クレープの屋台でびっしり埋まります。通りを見つけるのは簡単でも、行く時間は少し考えておいたほうがいいかもしれません。屋台は交代制で営業していて、並ぶ顔ぶれが日によって入れ替わるからです。
早わかり
- 屋台は4号線「ミョンドン」駅の6番出口から始まり、メインのショッピング通りとミョンドンギルに沿って続きます。ミョンドンギルは、Noon Square(ヌーンスクエア)、ミョンドン(明洞)芸術劇場、ミョンドン・ソンダン(明洞聖堂)を結ぶ通りです。
- 明洞芸術劇場は2つの駅のほぼ中間にあります。「ミョンドン」駅6番出口から360m、2号線「ウルチロイプク」駅6番出口から350mです。
- チュン(中)区庁が2026年3月に数えた許可屋台は346か所で、許可を受けた営業者は1日おきの交代制で営業しています。出かけるなら夕方以降にして、並ぶ屋台は日ごとに変わるものと考えておくと安心です。
明洞の屋台の場所は、正確にはどこ?
明洞の屋台が並ぶのは、「ミョンドン」駅6番出口から始まるメインのショッピング通りと、その先につながるミョンドンギルです。ミョンドンギルの番地は、ヌーンスクエアの14番地から、明洞芸術劇場の35番地を経て、明洞聖堂の74番地まで続きます。韓国観光公社の韓国語版の屋台ガイド(最終更新は2019年1月)も、6番出口から中央の通りを進んで、明洞聖堂やヌーンスクエアの周辺までを屋台のエリアとして紹介しています。ソウル市の公式観光サイトは、メイン通りの両側に屋台が並ぶと紹介しています。中区庁が2025年の年末に出した人混み対策でも、ヌーンスクエア前の三叉路と明洞芸術劇場前の交差点が屋台の集まる2つの角として挙げられ、歩くスペースを空けるためにこの2か所の屋台が減らされました。
エリア全体はとてもコンパクトです。中区が2023年にこの一帯を価格表示の義務区域に指定したとき、地下街を含む「ミョンドン」駅から「ウルチロイプク」駅までの範囲は、わずか0.42km²でした。迷子になる心配はまずありませんが、お目当ての屋台の前を気づかずに通り過ぎないよう、左右をよく見ながら歩きましょう。
しょっぱいものから甘いものまで、メニューはかなり幅広いです。VisitSeoulによると、串焼き、トルネードポテト、チャプチェ、豚バラのキムチ巻き、たこ焼きのほか、タンフル、クレープ、フルーツジュース、アイスクリームなどが並びます。ただし、すべての屋台が食べ物を売っているわけではありません。中区が2026年3月に数えた346か所のうち、食べ物を売っているのは243か所(70.2%)で、残りのおよそ3割は食べ物以外を扱っています。真っ赤なトッポッキが大きな鉄板の上でぐつぐつ煮えている屋台を見つけたら、トッポッキの種類をまとめた記事で、それがどのスタイルなのか確かめてみてください。
屋台にいちばん近い地下鉄の出口は?
どちらの路線で来ても、目指すのは6番出口です。4号線なら「ミョンドン」駅の6番出口、2号線なら「ウルチロイプク」駅の6番出口を使いましょう。「ウルチロイプク」駅は、韓国語の表示では을지로입구、英語の表示ではEuljiro 1(il)-gaと書かれています。ソウル市の公式ガイドは、明洞エリア全体の最寄りとして「ミョンドン」駅の5〜10番出口を案内しています。それでも屋台通りが始まるのは6番出口で、VisitSeoulの2026年の明洞芸術劇場の案内でも、どちらの駅から行く場合も6番出口が示されています。
| 利用する路線 | 駅と出口 | 目印と距離(VisitSeoul) |
|---|---|---|
| 4号線 | 「ミョンドン」駅 6番出口 | 明洞芸術劇場まで360m |
| 4号線 | 「ミョンドン」駅 8番出口 | 明洞聖堂まで590m |
| 2号線 | 「ウルチロイプク」駅 6番出口 | 明洞芸術劇場まで350m |
| 2号線 | 「ウルチロイプク」駅 5番出口 | 明洞聖堂まで616m |
| 2号線 | 「ウルチロイプク」駅 7番出口 | 明洞地下ショッピングセンターまで243m |
明洞聖堂の側からミョンドンギルを歩き始めたいなら、「ミョンドン」駅8番出口か「ウルチロイプク」駅5番出口が向いています。雨の夕方なら、明洞地下ショッピングセンターを通るのが便利です。営業は09:00〜22:00で、ヌーンスクエアやロッテヤングプラザ、ロッテアベニュエルとつながっているので、屋台通りのヌーンスクエア側まで屋根の下を歩いて行けます。行きと帰りで別の駅を使っても、チャージ済みのT-moneyカードが1枚あれば、どちらの路線にもそのまま乗れます。
屋台は何時ごろから出ますか?
目安は夕方からです。2019年1月が最終更新の韓国観光公社の韓国語ガイドでは、多くの屋台の営業時間を平日17時〜23時、週末14時〜23時としていました。ただ、7年以上前の数字なので、きっちり守られる時刻というより、だいたいの時間帯として見ておくのがおすすめです。福岡市の屋台なら、「福岡市屋台基本条例施行規則」で道路を使える時間が決まっていて、屋台や器材の搬入・搬出も含めて午後5時から翌日の午前4時までです。明洞の場合、2025年1月から施行されている版の中区の屋台運営規定が求めているのは、それぞれの屋台が許可された営業時間を守ることで、守らなければ禁止行為にあたります。
時刻と同じくらい、行く日によっても顔ぶれが変わります。中区が2023年に数えた359か所の屋台は1日おきの交代制で営業していて、2025年6〜7月の一斉取り締まりでも、この隔日営業のルールを破った屋台が処分を受けています。月曜日に気に入ったタンフルの屋台が火曜日にはお休みで、昨日は閉まっていた屋台が今日はジュージュー揚げている、ということも普通にあります。ハロウィーンや年末年始のように人出が多い時期は、人の流れを止めないよう中区が屋台の数を減らして運営していて、2024年の屋台管理の成果にもこの取り組みを挙げています。
屋台が決まった通りにしか出ないのはなぜ?
どの屋台も、歩道の決まった区画ごとに許可を受けているからです。中区は2016年から明洞の屋台に許可制を導入していて、ソウルでこの制度を始めた区は中区が最初です。2023年に区が示した目的は4つです。道路の一時的な占用を認めて屋台が安定して営業できるようにすること、屋台が無秩序に広がるのを防ぐこと、営業権の賃貸や売買をなくすこと、そして低所得の営業者の自立を後押しすることです。
置き場所については、現行の運営規定がかなり細かく決めています。屋台を出せるのは、区長が測って許可した区画の中だけです。さらに、地下鉄・地下道・地下街の出入口、横断歩道、歩道橋からは2.5m以上、バス停やタクシー乗り場の両端からは2m以上離れていなければなりません。そのため6番出口であっても、階段を上がりきったすぐ先には屋台が置けないようになっています。
区が目を光らせているのは、置き場所だけではありません。1人で複数の屋台を営業することはできず、営業権を第三者に転売したり、又貸ししたり、担保に入れたりすることも禁じられています。中区は2025年9月から、こうした違反の通報を専用の窓口で受け付けていて、違反が確認され次第、許可を取り消すとしています。福岡の屋台に詳しい人なら、どこかで聞いたようなルールに感じるかもしれません。2013年9月に施行された「福岡市屋台基本条例」も、道路の占用許可を受けた本人が自ら屋台を営むよう定め、その権利を他人に譲ったり、又貸ししたり、担保に入れたりすることを禁じています。明洞の屋台の数はこの数年で少しずつ減り、2023年の359か所から、2024年12月には350か所、2026年3月には346か所になりました。屋台の後ろに並ぶお店が気になるなら、2026年の明洞フラッグシップストアのガイドもあわせてご覧ください。
カードは使えますか?価格表示はありますか?
カードが使える屋台は増えていますが、どの屋台でも使えるとは思わないほうが安心です。中区は2024年、韓国の区として初めて明洞の屋台にカード決済端末を導入し、同じ取り組みの中で屋台を価格表示制度の対象にしました。2024年12月までに、350か所のうち278か所(79.4%)がカード決済の導入に合わせた事業者登録を済ませています。2025年8月には、区がカード決済をさらに広げるとともに、他人名義の口座への振込で代金を受け取ることをやめさせる方針を示しました。それでも、少額の紙幣は手元に持っておきましょう。カード端末がないという理由だけで、気になる屋台を見送るのはもったいないです。
値段は屋台に表示するよう決められています。2025年1月から、中区の屋台運営規定は価格を表示しないことを禁止行為に挙げていて、価格表を置く位置や大きさにも区が基準を設けています。中区が2023年10月から明洞を価格表示の義務区域に指定したときは、価格表示のない商品を売る店に最大1,000万ウォンの過料が科されることになった一方、屋台はその法律の対象外でした。区の規定がこの抜け穴をふさいだ形です。区は覆面調査員(ミステリーショッパー)も使って、屋台の価格表示、接客態度、衛生状態をチェックしています。価格表が見当たらない屋台では、注文する前に値段を聞いておきましょう。
Photo © Korea Tourism Organization
よくある質問
Q: 明洞の屋台はナイトマーケット(夜市)ですか?
少なくとも行政の扱いでは、夜市ではありません。屋台に許可を出している中区庁は、これらをコリガゲ(거리가게)、つまり「路上の屋台」として扱っています。門や決まった開場時間がある市場とも、お祭りの日だけ集まる縁日の屋台とも違い、歩道に立つ一台一台がそれぞれ許可を受けて営業しています。2019年の公式の営業時間でも、週末は14時から、つまり明るいうちから屋台が出ていました。
Q: クリスマスや大みそかも屋台は出ていますか?
出ていますが、いちばん混む角では屋台が減ります。2025年の年末年始、12月24〜27日と12月31日〜1月1日については、中区が人混みの安全対策として、ヌーンスクエア前の三叉路と明洞芸術劇場前の交差点付近の営業者に屋台を減らしてもらい、歩くスペースを空けることにしていました。ハロウィーンにも、同じような絞り込みがあると考えておきましょう。
Q: 屋台で出たゴミはどこに捨てればいいですか?
買った屋台に返すのが正解です。中区は屋台の営業者と一緒にゴミの回収キャンペーンを行っていて、カード決済や価格表示と並んで、訪れる人から見た明洞の評判を守るための取り組みの一つに挙げています。
Q: 明洞の屋台の食べ物は安全ですか?
屋台は飲食店と違って韓国の食品衛生法による営業許可を受けていないので、罰則を適用しにくいという事情があります。そこで中区は、営業者に毎年の健康診断書の提出を義務づけ、おそろいの衛生エプロンの着用を勧めています。さらに2026年3月には屋台の食べ物の無作為検査を発表しました。4月15日にケランパン(卵パン)や鶏串からトッポッキ、タンフルまで、人気の10品目を集めて調べたところ、大腸菌も、6種類の食中毒菌も検出されませんでした。
夕方に6番出口を上がって、ポケットに紙幣を何枚か入れておけば、あとは揚げ物の香ばしい匂いをたどって歩くだけです。
特集 韓国の屋台グルメ